スピーカー・パネリスト等の紹介
CHEN Chao Jung
台湾政府経済部工業局民生化工組副組長
CHEN氏は、台湾政府経済部（日本の経済産業省に相当）にてバイオ・製薬セクターを所管し、 同セクターの発展と投資促進について主導的な役割を担い、また台湾政府系ファンドの投資評価等も支援している。当該分野における日台間のキーパーソンのひとり。
JANG Ming Kuei
Aprinoia Therapeutics Inc. CEO
Aprinoiaは、神経変性疾患（例：アルツハイマー病等）の診断薬・治療薬の開発を行うバイオベンチャー。現在先行している診断薬の開発はステージ１。Dr. JANGは、メルク、GSK、MDアンダーソンがんセンター（米国テキサス州）等での研究チームを率いた後、2015年にAprinoiaを創業。
LIU Lee Cheng
EirGenix Inc. CEO
EirGenixは、2012年に台湾政府のバイオ研究機関からのスピンアウトによって設立された。同社は、バイオ医薬品の後続品（バイオシミラー）開発、受託開発・生産を行い、日本の上場企業との取引実績もある。Dr. LIUは、ノバルティス、アンジェスMG米国法人等の要職を経て、EirGenixを創業。
定田 充司
株式会社東京証券取引所 上場推進部 調査役
定田氏は、2008年（株）東京証券取引所に入社。日本貿易振興機構等の出向を経て、2014年より国内外の事業会社に対するIPO誘致を担当。上場推進部は、証券会社や監査法人等のIPO支援機関との連携をはじめ、経営者向けセミナー開催やIPO候補企業への個別訪問などを通して、ベンチャー企業等の上場を推進。
金本 昭彦
オーピーバイオファクトリー株式会社 代表取締役
オーピーバイオファクトリーは、沖縄の海洋生物を中心にした天然生物資源の収集、天然生物由来の有用化合物探索、共同研究、受託開発等を行っている。当該分野を専門とする企業は世界に数社しかなく、日本では唯一当社だけ。金本氏は、海洋調査会社勤務等を経て、2006年にオーピーバイオファクトリーを創業、代表取締役を務める。
河野 悠介
JITSUBO株式会社 代表取締役
JITSUBO（ジツボ）は、医薬品の原薬となるペプチドの構造最適化技術と、高品質で低コストなペプチド原薬を製造する革新的な合成技術により、アンメットメディカルニーズの充足と持続可能な医療への貢献を目指している。河野氏は、大手化学メーカーでの研究職を経て、JITSUBOに参画。2012年より代表取締役CEOを務める。
CHEN Brian
大和企業投資株式会社 ディレクター
大和企業投資は、国内や海外（主にアジア）のベンチャー企業等に投資を行っており、台湾においては、創薬・ライフサイエンス分野への投資が中心である。Dr. CHEN（化学博士）は、台湾政府系バイオ開発機関等でのベンチャー創業支援を経て、2015年に大和企業投資に参画。
忽那 憲治
コーディネーター
神戸大学 大学院科学技術イノベーション研究科 副研究科長（教授）、経営学研究科 教授（兼務）
財団法人日本証券経済研究所研究員、大阪市立大学経済研究所専任講師、助教授、神戸大学大学院経営学研究科助教授、教授を経て、2016年より現職。NPO現代経営学研究所（RIAM）戦略的企業家教育センター長も務めている。
山本 一彦
モデレーター
神戸大学 大学院科学技術イノベーション研究科 教授、経営学研究科 教授（兼務）
住友電気工業（株）、（株）野村総合研究所（企業財務調査室）を経て、ベンチャー企業で財務、経営戦略の責任者を経験。1998年に独立、創業期専門のベンチャーキャピタルを創業して、代表取締役を務める。その後、2016年3月に同社の代表取締役を退任し、同年4月から現職。